こんにちは。じんぞーの日記にお越しいただきありがとうございます。じんぞーです。
暖かいものが恋しくなる季節ですね。おでんや鍋を食べる回数が増えてきますよね。僕もすでに、おでんと鍋は家で作りました。
おでんや鍋の好きな具はそれぞれあると思います。ちなみに僕ははんぺんが好きです。しかし、透析患者はあまり食べてはいけないものの中に、はんぺんなどの練り物がありますので、控えています。塩分やリンが多く入っているからなんですね。
同じ理由でウィンナーやベーコンなども控えるように言われています。でもウィンナーとかってすぐに食べられますし、おいしいですよね。
市販のウィンナーがあまりよくないなら自分で作ればいいんだ。ということで僕は自分でウィンナーを作ってそれを食べています。
ウィンナーを手作りする
「でも、ウィンナーを作るなんて難しいのでは」なんて思っている方もいるでしょう。最初は僕も思っていました。しかし、作ってみるとこれが案外簡単なんです。
調理時間は茹でる時間の30分を入れても1時間弱で作れますよ!
作り方
用意する道具
- 絞り袋
- 口金(サイズはいろいろあります。写真は普通のサイズ)
- 温度計(正直いらないかなと思いますが、あれば便利)
- ボウル大・小
- 量り
用意する材料
- ひき肉・・400g
- 羊腸・・・2m
- 氷水・・・氷を入れた状態で100ml
- 砂糖・・・15g
- 塩・・・・4g(本来は10g位ですが、透析患者ですので半分)
- バジル・・少々
- レモン汁・大匙1と1/2
塩は普通の塩でいいのですが、僕はマジックソルト使ってます。
羊腸と口金・絞り袋はネットや東急ハンズでも売ってます。写真の羊腸は作業しやすいようにガイド芯が入ったものです。それがついてなければ、もう少し安く買えます。
その他レモン汁やバジルの代わりにソーセージ用のスパイスも売ってますので、それぞれの好みで入れてください。僕の場合はレモン汁とスパイスが好きです。
僕は大量に作って保存しとくのでこの量ですが、この半分でも作れますよ。
まずは、羊腸を洗って塩抜きしましょう。普通は20分程水につけておきますが、透析患者ですので、30分つけます。
ひき肉をこねましょう。この時意識するのはとにかく10℃以下に保つ。ですので、少しずつ氷水を入れながら温度を低く保ち、こねます。
ある程度こねたら、砂糖、塩、ハーブ、レモン汁を入れてまた混ぜます。粘りが出るまで、よーく練ってください。ここで頑張れば、おいしくなります。こね終わったら、写真のように空気を抜いて塊にしといてください。
この時点で羊腸の塩抜きが終わってなければ、肉は温度が上がらないように冷蔵庫に入れてください。
次の工程に入る前にお湯をたっぷり沸かし始めましょう(茹でる場合です)ウィンナーを茹でるときは沸かし過ぎずに70℃くらいを保ってウィンナーを煮たらおいしくなるそうです。衛生的に心配な人は沸騰させてもいいと思いますよ。
絞り袋に口金を装着します。最初は絞り袋の先が小さいので、緩すぎず、きつすぎないところをはさみで切ります。
口金を装着したら塩抜きした羊腸を口金に通します。この時にガイド芯があるとすぐに通せます。気の長い人か器用な人はいらないですね(笑)僕は短期で不器用なんでガイド芯付きを買います。
肉を絞り袋に入れます。塊のまま入れてください。そうでないと途中で空気が入り込みます。
まずは少しずつ肉を押していきます。この時口金の先端から少しだけ肉を出してください。これで袋と口金の中の空気を抜きます。
そうしたら、少し余裕を持たせて、写真のように羊腸の先端を引っ張り出します。そして羊腸の先端を結びます。これで、腸の出口をふさぎます。
そのあとは袋の上の出口をしっかり押さえて肉を腸に押し出していきます。そうしないと上から肉が飛び出します(笑)
袋がやりづらいなって人は、ショットガン式もありますよ。
最初は慣れないので、この作業は大変だと思います。僕は初めて作った時羊腸に肉を詰めるのに20分位かかりました。羊腸が伸びてしまったり、細くなったり、太くなったり、破けたりしちゃいました。破けたら、そこで切って縛りなおして、また始めればいいです。
こんな感じです。僕もまだまだ、始めたばかりで下手くそです。多分太すぎますね。全然2mもないですもん(笑)
後は食べたい長さでねじります。思い切って2,3回ねじれば、もう戻らなくなります。
僕の場合は冷凍庫で保存しますので、1度茹でます。先ほど沸かしておいた70℃~80℃ほどのお湯に全体が完全につかるように入れて30分茹でます。僕は75℃をキープするようにしています。透析患者ですので、リンを出すため少し長めに茹でています(写真撮りましたが、何かグロいので、載せません)冷凍した場合1カ月ほどは持つかなって感じです。
その日のうちに食べてしまう人は茹でて食べてもいいですし、茹でずにグリルやオーブンで焼いてもおいしいですよ。
茹でたり、焼き終わったら中まで火が通ってることを確認してください。太さや条件で火の入り方が違います。中まで火が通ったら完成です。
ケチャップやカレー粉などをかけて召し上がりください。自分で手作りしたウィンナーは格別です。本当はビールと一緒に流し込みたいところですが、同じ麦で作られた麦茶で我慢します(笑)
パリッとさせるにはスモークなどが必要です。こだわる人はしてみてください。僕の感想としては、ハーブなどは結構多めに入れてもいいかもしれないですね。行者にんにくなんかも入れてやってみようと思います。
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因みにパンも手作りしています。パンに関してはただ単に趣味感覚で作り始めました。アンパン、ジャムパン、ピザなども作ってます。ピザはあまりたくさん食べれませんが、手作りピザソースなどで塩分控えめで作ってます。パンも生地の塩分や中の具の塩分やリンなどを抑えられるので、安心して食べることができます。
このように腎不全であきらめてしまいそうな食べ物も自分で作って、腎不全の患者にとって良くないものを取り除けば、何でも食べられます。もちろん、制限がかかるものもありますが。たいていのものは手作りできるので、皆さんもしてみてください。